1開発・設計
development / planning新製品の開発、既存製品の改良、特注品の設計を行ないます。
製造工程の出発点となる「開発・設計」。
CADによる設計から、設計図をもとにした正確な加工、製品を試験する各種設備、模擬装柱での実装試験等をすべて工場内で行なうことができ、迅速かつ高品質な製品開発力を誇ります。長年のノウハウの蓄積が当社の製品開発力を支える大きな財産となっています。
2プレス・溶接
press / welding最新設備を効率的に運用し、
高精度の加工を実現します。
鋼材を設計通りにプレス・切断し、穴あけ等の加工、部品の溶接を行ないます。
最新のプレス設備とともに、当工場に最適化した各種ロボットをメーカーと共同開発することで、高い加工精度を維持しながら、自動化・省力化を実現。高精度の加工によって作り出された製品は、実際の取り付け等での事故を防ぎ、配電設備が性能を十全に発揮できるようになります。
3めっき
zinc platingサビから製品を守り、耐久性を向上する
溶融亜鉛めっき処理を施します。
屋外で長期間使用される架線金物やがいし金具をサビや腐食から守るため、溶融亜鉛めっき処理を施します。鉄製品の表面に亜鉛皮膜を形成する溶融亜鉛めっきの品質は、製品の耐久性を大きく左右する重要なポイントです。
当社では、長年の研究によって高品質なめっき処理技術を確立。製品に応じた丁寧な前処理(下地加工や脱脂洗浄、酸処理、フラックス処理、乾燥)を行ない、均一でムラのない膜厚の強固なめっき処理を施します。当社のめっき品質は、お客さまからも高い評価を得ています。
鉄製品表面全体を均一に覆う溶融亜鉛めっき。仕上がりの輝きも美しく、長い年月にわたり鉄素地をサビや腐食から守ります。
4検査・組み立て
inspection / assembly厳密な検査をパスした 製品を組み立て、出荷します。
当社規定に基づき、製品ごとに寸法やめっき品質などの検査を行ない、最終的な組み立て・梱包を経て、製品が出荷されます。
例えば、がいし金具。がいしには、電線から腕金等へ電気が流れないように絶縁するなどの役割があり、これを支えるがいし金具に不具合があってはなりません。がいしの種類に応じた機械による厳密な検査をパスした部品を組み立て、さらに工程内でトルクチェック、寸法チェックを行ない、製品を出荷します。
5品質管理
quality control品質を維持し、改善を続けることで 信頼を獲得してきました。
品質管理は、製品の信頼性を担保する重要な工程です。当社製品の安定した品質は、送配電網の信頼性向上に大きく貢献します。
当社では、製造ラインの各所で工程内検査を実施する万全の体制を整えているほか、寸法検査においてはJISよりも厳格な当社独自基準を適用しています。さらに、定期的な強度試験や統計的手法による監視・測定を行なっています。
がいし金具の製造工程においては、ISO9001の認証を取得しており、さらなる性能や機能の向上のため、品質管理システムを活用しています。
また同時に地域環境の保全のため、工場排水を浄化することによって環境基準を遵守、公害防止に努めています。